本田翼 “理想の彼氏” は「1人で生活できる人。排水溝とか掃除しなきゃ」
という記事が話題になっていました。
中学受験うんぬんと言う以前に、子供に家事の手伝いをさせることは大切だと思います。
ネット上で、この記事が話題になっていました。
> 本田翼が、3月17日放送の『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)で「理想の彼氏」を語った。
> イケメン4人とのデート企画に参加した本田は、「理想の彼氏」を「生活を1人でできる人がいい」と明かす。
> 「お母さんにやってもらってた人じゃない人がいい。
> ちゃんと自分でやってきた人がいい」と説明する。
> さらに、「一人暮らしとかすると最初『こんなところも掃除しなきゃいけないんだ』とか気づく。
> 排水溝とか、洗濯機も掃除しなきゃいけない。
> それを知らずに生きてるヤツは無理です」と、家事の大変さを理解している男性を求めた。
という訳で、今日は家事の手伝いと中学受験の話です。
受験指導では学習相談のご要望が有った場合、一週間の学習パターンを時間割の形で作ってもらいます。
だいぶ以前の話ですが、指導していた生徒の週間予定表を見たら、「入浴」時間のうち週末の1回に「上ばき洗い」という時間帯が加えられていました。
その予定表を見た瞬間、おもわずニッコリしてしまいました。
とてもしっかりした保護者様で、生徒・保護者・講師のトライアングルが理想的に廻って、本命校は当然のように合格、チャレンジ校にもしっかり合格して進学しました。
お家の手伝いは小さい頃からやらせていて、受験直前になっても小学校の上ばき洗いだけは続けさせていたそうです。 すばらしい。
中学入試の理科では、家事の手伝いをしていれば容易に答えられる出題がけっこう有ります。
野菜なら先日の 野菜の断面を問う入試問題 とか。
野菜の全般知識を問う 野菜の食べる部位名 とか。
(紹介している入試問題は戸板中学)
料理は化学です。
この記事 11種の必須な水溶液 で、私は一番下の欄に「身近にある化学薬品」の名前を付け加えましたが、これもそれらの製品を知っていなければ意味がありませんね。
加熱して物質が変化するという現象についても ホットケーキに関する問題 など、あちこちの学校の入試問題で扱われています。
(紹介している入試問題は都市大等々力S特選)
まだ紹介していませんけれど、洗剤はなぜ汚れを落とすか、という入試問題もありました。 親水基・疎水基(親油基)に関連した高校化学の知識を織り込んだ出題です。
生物分野では、
理科:蒸散に関する問題 での蒸散んが盛んになる条件って、洗濯物干しを手伝っている子なら一発で理解します。
(紹介している入試問題は世田谷学園)
洗濯物干しでいえば、「今日、干して良いかどうか」の判断には、地学分野の気象の知識が必要になって来ます。
(紹介している入試問題は本郷中学)
直接的には家事の手伝いとは関連しませんが、このブログを始めた当初の記事で、今でも来訪者数の多い 慶應に入れたきゃ鯛の尾頭つきを なども、尾頭付きのお魚を食べていたら改めて学習しなくても良い出題と言えますね。
(紹介している入試問題は、慶應中等部)
イラストは かわいいフリー素材集 いらすとや から。