駒澤塾:中学受験の算数・理科

中学受験の算数・理科を中心に書いて行きます。駒澤が旧字体なのは検索をしやすくするためです。

立体図形:ここまでのまとめ

立体図形の問題は苦手な生徒が多い(特に女子)単元です。 そして苦手が多い割には中学入試での頻出単元でもあります。 

 

立体図形の問題が頻出単元なのは、難易度の調整がしやすいという事もあると思います。 難しくしようと思えばいくらでも難しくできますので。 (理科の地層の問題とちょっと似ていると感じます)

四谷大塚の全国統一小学生テストでも小1から小6までの全学年で出題されることも多いです。

komazawajuku.hatenablog.com上の記事では「立体の感覚を養うために明治製菓サイコロキャラメルの箱が良い教材だった。 なぜなら簡単に壊せることで立体と展開図の関係を体験できたから」と書いています。

ある女子生徒が立体図形の展開図がらみの問題を苦にしていないので理由を尋ねたら「弟の買った雑誌のボール紙の組み立て付録を取り上げて作っていたから」と答えたことがありました。 さもありならん。

 

立体図形の得点力を上げるためには「解き方を学ぶ」と並行して「手を動かす」ということも効果があると思います。

「解き方を覚える」という学習と「手を動かして慣れる」という学習の両方を組み合わせると効果が大きいと書いたのが次の2本の連続記事です。

「解き方を覚える」

komazawajuku.hatenablog.com

「手を動かして慣れる」

komazawajuku.hatenablog.com

ただし、模擬試験や入試の会場にサイコロキャラメルや激落ちくんを持ち込む訳にはいきませんから難関校以上のサイコロ山積み問題を解くには、どうしても見取り図などを書く練習が必須になります。 その練習に役立つ原稿用紙について書いたのが次の記事です。

komazawajuku.hatenablog.com

 

立体図形に関する問題は色々ありますが、Sapixで夏期講習のカリキュラムと並行して配布していたのが立方体の切断に関するプリントでした。 実にまぁ盛りだくさんと言うか、次から次へと演習をさせて数で慣れさせる習得法? 通常のカリキュラムだけで手いっぱいで切断プリントまで手が廻らず、あせってしまったご家庭も多かったんじゃないかしら。

受験生と保護者様のあせりを反映してか、検索すると立方体の切断に関する教材が数多く販売されています。 どれも驚くほど高価です。 切断された形を手に持って眺めまわすだけの模型が数千円します。 

 

と言う訳で、私は自分で作ってしまいました。 ボール紙製なので透明なプラスティックのケースにぴったりはまるよう設計してあります。

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