駒澤塾:中学受験の算数・理科

中学受験の算数・理科を中心に書いて行きます。駒澤が旧字体なのは検索をしやすくするためです。

あと100日 10月24日

2月1日の東京都と神奈川県の中学受験まで100日になりました。

もう100日しか有りません、でも、まだ100日も有ります。

残り100日を最大限に活用する作戦を書きます。

 

【目的と手段】

最も大切なことは、目的と手段を取り違えないことです。
たとえば過去問の演習。
過去問の演習をすること自体が目的になってしまっている例が意外なほど多いです。

 

【目的誤認の極端な例】

* 学校ごとに出題の偏りが有るって聞いた。
* うちの子と「相性の良い」学校を見つけなきゃ。
* これやりなさい、何点だった? じゃ次はこっち、何点だった? はい次
* 解き直し? そんなのやってる時間は無いわ。
ここまで極端な例は少ないですが、演習が目的になりかけてる事例は多いです。

 

【誤認の結果】

完璧な過去問演習の進行管理表が美しく作られていて。
演習の済んだ問題や解答用紙も即座に取り出せる管理がされていて。
解き直しノートには失点した問題と解説のコピーが完璧に貼られていて。
生徒本人の解き直しも、そのままテキストに使えそうなほど美しくて。
でも、
本人に類題の質問をしてみると、答えられない・・・

 

【目的の再確認】

目的とは「志望校の入試で合格を勝ち取ること」です。
そのために必要なのは
過去問演習を活用し尽くすことです。
弱点補強を効率的に進めることです。

 

【過去問演習の活用とは】

「受験する学校の過去問で何点取れるか」に目が行きがちです。
ですが、演習を活用し尽くすためにするべき事は、
失点した問題に対して、次に出会ったら解けるようになる事です。

関連記事
2018-12-04 過去問は2度と出ない? 

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【質問のやり方】

過去問の問題集を買う目的のひとつは「解説」を手に入れることです。
ですが、その解説がわかりにくいことが多々有ります。
たとえば算数の解説に受験算数の解き方でなく式の変形を使っていたり。

問題集の解説がわからない場合、塾の先生に質問することになります。
その質問も、尋ね方によって返って来る指導が大きく変わります。

関連記事
2019-03-05 上手な質問のやり方 

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【効率的な弱点補強】

過去問演習をしっかりした手順で行った。
失点した問題の解き直しも全て行った。
不明点の疑問も質問をして解決した。

これで「受験するレベルの学校が出題し、まだ覚えていない知識」が抽出できます。
しかし、それらを「一回で」覚えるのは無理です。
効率的な弱点補強の方法を次の記事で書きました。
(記事の中ほどの手順7と手順8です。)

2018-07-01 入試寸前まで一冊の参考書を育てよう 

komazawajuku.hatenablog.com

 

 

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