スキャナーをiX1600に買い替えてしばらくたちました。
書類をスキャンするスピードは使っていたS1500と比べて早くなりました。
だがしかし、付属の管理ソフト「ScanSnap Home」が酷すぎます。
これまで使っていたS1500は紙送りのゴムローラーが経年変化で溶けました。
発生した状況についての記事はこちら。
ScanSnapのゴムローラーが溶けた - 駒澤塾:中学受験の算数・理科
教材のPDF化は仕事の基本なのでスキャナーの無い生活は考えられません。
新しく買ったiX1600は今日までに既に2600枚スキャンしました。
S1500でもスキャニングの速さは満足でしたが、それが更に速くなりました。
紙送りも着実で快適です。
ところが作業の快適さを帳消しにするのが管理ソフトの酷さでした。
検索すると不満を訴える製品レビューやブログが山ほど見つかります。
実際、一ヶ月ちょっと使って来てストレスが溜まりまくっています。
ストレスの原因はScanSnap付属の管理ソフトのScanSnap Homeです。
これまで使って来たScanSnap Organizerと比べて動きが悪すぎます。
特に我慢できないのがスキャン直後のソフトの認識作業です。
ScanSnap Homeが認識を終えるまで何も出来なくなりました。
マニュアルを読み込んでカスタマイズすれば改善できるのかも知れません。
その暇が作れないので、とりあえず「勘」で使い始めました。
(10月は6年生の過去問演習が本格化する時期、半端無く忙しいです。)
結果、前のソフトでは遅滞なくできていた作業が無駄な時間を食っています。
無駄な手間その1
ScanSnap Homeが「認識」とやらを終えるまで何もできない。
簡単な書類でも数十秒、多量の文書を一挙に読み込むと分単位で待たされます。
この「認識」が終わると一覧画面に最初のページと冒頭の文字列が出ます。
また冒頭の文字列から文書のタイトルも自動生成されます。
つまり「認識」では読み取った文章のOCR処理もしているようです。
文書が大きくなると時間がかかるということは、全文を処理している?
無駄な手間その2
ScanSnap Homeからエクスプローラーにファイルを「移動」できない。
旧版のScanSnap Organizerでは出来ていたSHIFT+ドラッグは、拒絶されます。
単純なドラッグによる「コピー」は出来ます。
「移動」をしたければ、その後ScanSnap Homeで消去せねばならぬ訳。
で、この「ゴミ箱に入れる」っていう操作でまた一呼吸待たされる。
ドラッグ一発で出来ていた操作が2挙動になり、かつ待ち時間発生。
とりあえず使い始めて一カ月強で感じている不具合はこの二つです。
もう、この二つだけで充分にうっとうしいです。
ScanSnap Organizerより使い勝手が悪化した原因を推測してみました。
まだマニュアルも読み込んでないし、動きの解析もしてないので推測です。
おそらくScanSnap OrganizerからScanSnap Homeへの変更で、文書を管理するデータベースが変更されたのだと思います。
旧版のScanSnap Organizerでもアプリ独自のデータベースを使ってました。
それによって発生したトラブルを解決した記事がこれです。
ScanSnap Organizerの不要ファイル掃除 - 駒澤塾:中学受験の算数・理科
今回の動きを見ると管理ソフトとしての独立性が高まったように感じます。
これまで他のソフトの助けを借りていた機能をScanSnap Homeに取り込み、
更に連携(たとえば移動)を禁止したようです。
なんで独立性を高めたのか、気持ちはわかります。
ScanSnapが扱うのはPDF、アドビ社が作った文書管理の規格です。
そしてそれを(私の場合)Windowsの上で取り扱っています。
これ、おそらくこれまでずっと大変なトラブルの連続だったはず。
Windowsやアドビ社のAcrobatなどの(無駄な)仕様変更でひどい目に会った話はいつか別の記事で書くと思いますが、「なるべく自社でやりたい」って気持ちは分かる気がします。
気持ちは分かるけどねぇ。
私しゃ効率良く教材をPDF化したいだけなのだ。
シンプルな使い方が有るかどうかから調べねばならぬ。
そんな時間の余裕は無い。 困りました。