2月の受験まで一カ月半になりました。 まだ志望校の過去問で合格者平均点が取れない。 基礎的な学力はギリギリ届いているけれど、ケアレスミスをいくつもやらかして失点している。 そんな悩み、おそらくほぼ全てのご家庭で抱えている悩みへの提案です。
一月受験で失敗させましょう。
失敗の原因を可視化させましょう。
叱るのではなく、共に悔しがりましょう。
一月受験に関しては、こんな記事を書きました。
komazawajuku.hatenablog.comこの記事では城南地区からの一月受験を3つの軸で考えることをお薦めしています。
今日の記事は「ミスによる失点の怖さを自覚させる」ことを目的として受験させるパターンを考えます。
1:もし合格したら通うか →どちらでも良い
2:合格させるか落とさせるか→落とさせる
3:東京会場か現地校舎か →どちらでも良い
前回、こう書いたパターンに相当します。
妙に強気な子、私が「根拠無き自信」と呼んでいる「僕はまだ本気を出してないだけ」系の子は落としましょう。 もしも不合格でやる気が萎えてしまっても、まだ復活させる日数はあります。
合否発表と共に順位とか点数を教えてくれる学校が良いです。
そして、解き直し、答え合わせを一緒にやりましょう。
できるだけ記憶のフレッシュな受験当日のうちに。
★今日の話題からは外れるのですが、重要な事ですのでリンクを貼ります。
解き直し、答え合わせと言っても、完璧な答え合わせは要りません。 学校側が解答例を公表して無く、大手塾の解答速報も無く、解答を作成してくれる先生も居ない場合、そもそも完璧な答え合わせは無理ですし、「あきらかなミス」を見つけられれば良い訳ですから分かる範囲でミスによる失点を見つけ、その個数を大きく朱書きしましょう。
この見直しでミスをしたことを叱る必要は有りません。
叱ることでミスが減るなら、既にさんざんやって来られたはず・・・
学校から不合格の通知が届いたら、仕上げ作業です。
思いっきり「タラレバ」をやって、共に悔しがりましょう。
「ミスが△個少なかったら、余裕で合格を取れていたのに・・・」
もしも、合格してしまっていた場合は、こういうセリフになります。
「うわぁ、あと▽個ミスしてたら不合格だったんだね。 怖いねぇ。」
これでおしまいです。
ミスをしてはいけない事、ミスをしないための工夫は塾でもご家庭でもさんざん聞いてい来たはず。 クドクドと説教する必要は有りません。
塾や指導の先生に試験結果に対しての声掛けをしてもらうのも効果的です。 そこで、本人が自発的にミスをしない方法を質問したなら、作戦が大成功した証です。
ご自宅でミス削減の方法に対して尋ねられた場合には、この記事をご覧ください。
ミスを減らすためには:サマリー版 - 駒澤塾:中学受験の算数・理科