富士通の文書スキャナ「ScanSnap S1500」を愛用していますが、添付の文書管理ソフト「ScanSnap Organizer」で大量の文書を扱った結果、トラブルが発生するようになったことがありました。 PFUのサポートセンターに問い合わせた対処法を書きます。
ScanSnapにはScansnap Organizerという文書管理ソフトが付いて来ます。
PDF文書のページ入れ替えができたり、検索可能な状態にしたり(OCR処理)するだけでなく、文書の最初のページがサムネイル表示されるので便利です。
(画像はPFUの英語版ページから)
ところがガンガン使っているうちにファイル削除の動きがとても遅くなり、同時にエラーメッセージが表示されるようになってしまいました。
発生当時のScansnap Organizerのバージョン V5.5L32
症状:
新規文書をスキャンすると以下のメッセージが表示される。
「検索可能なPDFに変換していないファイルが1000件を超えています。」
ヘルプに従って「検索可能にするPDFファイルの一覧画面」から
該当ファイルを中止/削除し、メイン画面でファイルを選択・・・
しようとしても、メイン画面に当該ファイルが表示されていない。
1年半くらい前のことですが、PFUのサポートセンターに問い合わせをしたところ
★検索可能なPDFへの自動変換を停止
★検索可能なPDFの対象ファイルの一覧の初期化
という二つの対応で解決しました。
【サポートセンターから来た対応の手順】
1) ScanSnap Organizerを起動し、[アプリケーションボタン]から[オプション]を選択します。
※[アプリケーションボタン]はホームの左上の丸いボタンになります。
2) 「PDF自動変換」を選択し、「テキスト情報をページに埋め込む」や「マーカー部分の文字列をファイルのキーワードに設定する」にチェックが入っている場合は、このチェックを外し、[OK]をクリックします。
3) ScanSnap Organizerを終了します。
4) [ファイル名を指定して実行]を開き、[%appdata%]と半角9文字を入れて、「Enter」キーを押します。
※[ファイル名を指定して実行]は、キーボードの「Windows」キーを押しながら、「R」キーを押すことで表示できます。
5) 以下の「ScanSnap Organizer」フォルダを開きます。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\[PFU\ScanSnap Organizer
6) [ScanSnap Organizer]フォルダの中の[PfuSsOrgOcr.ini]を削除します。
※[PfuSsOrgOcr.ini]を削除することで検索可能なPDFの一覧の内容をクリアする事が出来ます。
※拡張子が表示されていない場合は、種類が構成設定のものを選択してください。
7) ScanSnap Organizerを起動し、メッセージが表示されないことを確認します。
以下、文書のデジタル化(PDF化)に関する過去記事(ご参考)