スマートフォンやタブレットを使った文書のデジタル化(PDF作成)についてはアプリのCamScannerを使った方法などを紹介して来ました。 今日はこれまでの記事のまとめと、マイクロソフトのOneDriveの紹介です。
まずはデジタル化に関した記事のまとめ
自宅では富士通PFUのScanSnapというドキュメント専用スキャナを使っています。 スキャンしたページの総数は18万枚を超えました。
ScanSnapは本体の性能についてはとても満足しています。 添付の管理用ソフトにちょっと注意が必要ですが、裁断した本やA4サイズまでの資料のデジタル化に常用しています。
ScanSnapはA4サイズを超える原稿の場合、二つ折りにして専用の透明フォルダに挟んでスキャンすることで両面の画像を合成する機能があります。 しかし、手間もかかるし画像の合成も完璧ではありません。 そこでA3サイズまで読み取れる複合機を中古で買っちゃいました。 A3をADFを使って一気に読み取れるのは快適です。
ここまでが専用の機械を使ったデジタル化の方法で、ここからはスマートフォンやタブレットのアプリを使ったデジタル化の話です。
まずはCamScannerというアプリ。 記事でも書きましたが、このアプリの使用で出先や書籍のスキャンが格段に楽になりました。
CamScannerは取り扱いがシンプルで、スマートフォンやタブレットで撮影した画像がパソコンとも共有できるので重宝していますが、若干の不満はありました。
・バージョンアップでパソコンのログインが不調になる時があった。
・無料で使っている場合、広告がうっとうしい。
最近はCamScannerからOneDriveのスキャン機能に移行しつつあります。 iOSのタブレットでもAndoidのスマートフォンでも安定して動くし、もともとクラウドサービスにOfficeLensの機能を追加したものなのでパソコンとの連携も楽です。
とりあえずアプリをインストールして、画面にあるカメラのマーク(Andoidなら図の位置)をタップすれば、すぐに使えると思います。
撮影した画像の台形補正、画像フィルター、ページ追加の方法、ファイルへの名前の付け方などは試行錯誤でもすぐに覚えられますので、ぜひお試しください。
ただ、何が出来て、何が出来ないか、まだ良くわからない。
いや、スキャンアプリとしてだけ見るなら単純なのですが、気にしているのはその先。 スキャンした文書を「利用」するところまでトータルでの快適性です。
文書のデジタル化から利用までの一連の流れを箇条書きにしてみました。
1:文書の下準備をする
2:スキャン
3:スキャンした文書の画像処理
4:データのクラウドへの保存
5:保存データの整理
6:保存データの検索
7:保存データの取り出し:閲覧
8:保存データの取り出し:印刷
9:保存データの利用:受け渡し
データの保存以降に関して、これまで、CamScannerのクラウド機能、Googleドライブ、iCloud、OneDriveなどを使って来ましたが、どれも一長一短。
とりあえず今はOneDriveに付属したスキャン機能を使っていますが、この話題については今後も面白そうなことが判ったら記事にして行きます。