受験生の居るご家庭で一度は購入を検討するであろうA3複合機を買いました。 ジャンク品を三千円で。 さて、その顛末は?
きっかけは卒業生からもらった教材です。 入試問題の現物や『B4サイズのステープラーどめの教材』が段ボールで3箱ちょっと有ります。
自宅には富士通のScanSnapが有り、A4サイズまでのPDF化にはガンガン使っています。 本日時点で読み取った枚数のカウンターは累積で14万4千枚を超えてます。
komazawajuku.hatenablog.comただ、ScanSnapだと大きなサイズの原稿の取り込みは2つ折りにして専用の透明シートにはさんでおこなう必要があり、ものすごく面倒です。
そこで、これまで大きなサイズの資料や裁断できない教材のPDF化にはスマホアプリのCamScannerを使っていました。
komazawajuku.hatenablog.comスマホの内蔵カメラで撮影すれば台形補正も画質補正もほぼワンタッチで終わりますし、クラウド経由で自宅のパソコンにも簡単に転送できますので、これもガンガン使っています。
ただし、資料としての品質を保つためには、均一に照明が当たるように注意することと、撮影する資料が波打っていないようにきれいにのばす必要が有ります。
大判の入試問題や『B4サイズのステープラーどめの教材』はほぼ例外なく二つ折りで保管されて来ていますので、これを綺麗にのばすためにはダウントンアビーのバトラーが主人のもとに運ぶ新聞を準備する時のようにアイロンがけをする事になり、かなり面倒です。
ダウントンアビーを見てない人のために言い換えると、八十日間世界一周のパスパルトゥがデビットニーブン演じる主人のもとに運ぶ新聞を準備する時のようにアイロンがけをする事になり、かなり面倒です。
どちらも見ていない人のために一言で言うと「かなり面倒」です。
という訳で、買ってしまいました。 エプソンのA3複合機 PX-M5041Fです。 エプソンやブラザーの出しているA3複合機は、受験生の居るご家庭で欲しい物リストの上位に並ぶ定番ですね。 二月の勝者でもSapix、じゃなくってPhenixの教材を反復演習のために三部コピーするシーンが有りました。
とは言え、わざわざブログの記事にするのですからまっとうな買い物ではありません。 ワットマンのジャンクコーナーで見かけたので三千円で買って来ました。
いちおう店頭でコピーボタン押し下げでの原稿用ランプの点灯や、読み取り部が異音無く動くことまでは確認しましたが、なにせジャンク品、どんな不具合が出るかなぁ、中身のメカのメンテが必要だと面倒だなぁ、とわくわくしながらセットアップしてみました。
動いちゃった。
A3原稿のADFを使った両面スキャンもあっさり稼働。
つまらん。
ScanSnap(S1500)と読み込み速度を比べてみました。
A4で20ページ分の予習シリーズを300dpiで読み込んでみると、
ScanSnapではスキャンが32秒、管理ソフトに表示されるまでが35秒でした。
PX-M5041Fではスキャン終了までが6分5秒、PDFの保存までが6分30秒でした。
ScanSnapの読み取り速度がダントツで早いですが、大判原稿の両面を読み取る場合には二つ折りにして透明シートに挟んで読み取って、裏返して二つ折りにして読み取って、更にacrobatでページを入れ替えながらひとつのPDFにまとめるという作業が必要になりますので、その手間まで考えるとトータルの時間的には良い勝負です。
そこに、読み取った画像につなぎ目が入らないことや、ADFにセットすれば自動で読み取ってくれる楽さを入れると大差でPX-M5041Fの勝ちです。
もっと早く買えば良かった。
三千円だし。
2020-06-22 追記:
この記事では両面スキャンで時間を比較していますが、表裏を一挙に読み取るScanSnapと違い、PX-M5041Fは原稿を行ったり来たりさせながらゆったりと読み込みます。 片面のみのスキャンでしたら所要時間ははるかに短くなりますし、シートフィーダーで紙詰まりすることも激減します。
ちなみに
インクがほぼ空だったので購入したら、
安い互換品を買ったのに本体より高かったです。