駒澤塾:中学受験の算数・理科

中学受験の算数・理科を中心に書いて行きます。駒澤が旧字体なのは検索をしやすくするためです。

残り3カ月の暗記対策

2月1日の受験まで残り3カ月。

理科や社会の暗記対策について書きます。

今日の記事は、あと一歩の知識拡充をしたいという生徒向けです。

 

いきなり出鼻をくじきますが、ベストな暗記対策なんてものは有りません。
「ベストな方法」は生徒ひとりひとりで異なるはずです。

 

集団塾で良く聞くのは「受験までにもう一回りやって苦手を無くそう!」です。
これ、王道ではあります。
特に四谷偏差値で40台までの受験生なら苦手分野の対策が最優先です。
どこが苦手かという特定もできてない場合も多く、一回りやるのは効果的です。
四科のまとめやメモリーチェックを使って見直しましょう。

 

ですが、8割がた習得はできた、あと2割の抜けが残っている、
そこを対策して志望校への得点力を上げたい、という受験生には?
習得済みの8割も含めてやり直すのは無駄が大きくないですか?

このような受験生に提案したのが次の記事の手順7と手順8です。

2018-07-01 入試寸前まで一冊の参考書を育てよう 

komazawajuku.hatenablog.com

この記事の手順1から手順6は夏期講習会が始まる前を念頭に書いています。
残り3カ月の時期にさせたいのは手順7と手順8です。
抜粋します。

手順7:自分が受ける学校の過去問演習で正解できなかった知識には「!」マークをつけます。 参考書にその項目が無かった場合は、関連する単元のページ余白に自分で問題(黒文字)と正解(朱色文字)を!マークと共に追加しましょう。 受検する学校が求めた知識ですから、これは重要です。 

手順8:最初の演習で正解だったのに、模試や過去問演習で繰り返し不正解してしまった場合、鉛筆を消して赤文字にし、バツ印か!マークを追加します。 

3カ月これをやれば自分専用の参考書をしっかりと育てられると思います。

 

同じ学校で同じ問題は出題されません。
ですが同じレベルの学校同士では驚くほど似た問題が出ます。
自分が受ける学校で過去に出題され、かつ未習得という洗い出しは大切です。
マークした知識と共に周囲の記述が自然に目に入って来ます。
しかも参考書のページそのものが知識を冗長化できます。
不正解項目のカードを作るより効果が大です。

 

あと3か月。
いまから種をまいて樹を育てる時間はありません。
でもここまで育てて来た樹の枝に果実を実らせる時間はあります。
効率的な学習を進めて成果を収穫しましょう。
合格という成果を。

  かわいいフリー素材集 いらすとや から

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