以前の記事『100ページを超える製本法』で家庭用のアイロンを使って製本する方法を解説しました。 そこでは一般的なホットメルトを使っていましたが、製本専用の物を使うと格段に良くなりますので情報を補足します。
取りまとめた教材を生徒に渡す際、コピーして使って欲しいものはペラ紙に印刷したまま渡しますが、資料の散逸を防ぎたいものは冊子にしています。
★ 60ページ程度までの製本法(二つ折り冊子 印刷した紙としては15枚になります)
★ 分厚い資料の製本法 (ホットメルトを使ってアイロンで製本する簡易法です)
100ページを超える製本法 - 駒澤塾:中学受験の算数・理科
【ご参考】メモ用紙のようにペリペリとはがせる冊子の作り方
ページを切り離せる冊子の作り方 - 駒澤塾:中学受験の算数・理科
以前の記事では100均ショップでも買える半透明のホットメルトスティックを使っていました。 しかし、そのタイプは冷えて固まった時にかなり硬くなってしまうため、製本した冊子からページが抜け落ちてしまったり、強く開いた時にパリンと割れてしまうことが有りました。
ページの抜け落ちを防止するために目立てやすりで紙の背に溝を掘ったりしていましたが、手作業でやると結構な手間がかかります。
自炊用に市販の本を解体しているとクリーム色で冷えて固まっても柔らかさの有る物を使っていることが分かりました。 今では製本用のホットメルトを探して使っているのでご紹介します。
リヒトラブ ホットメルトシート10枚入り A4 M1082
サイズは140 × 289 mm 3mmごとにミシン目が入っていますが
私はミシン目を無視して必要な幅にカッターで切って使います。
6mm幅の製本をした場合、一枚のシートで23冊作れますので
一冊当たりの糊代は20円以下になります。
製本する数も少なく、もっと簡便にやるなら、製本機とじ太くん本体は買わずに、表紙だけを買ってアイロンでやるという方法も有ります。 背表紙の幅で各種寸法がありますが、6mm幅の場合、一冊当たり百数十円でできます。
片側がクリアシートなので一枚目の紙がそのまま見え、表紙になるのは便利です。
私もとじ太くんを買うまでアイロンで製本していましたが、かなり簡単に本を作れます。 ただし、やけどにはご注意を。