『すべてのノート、メモ、テキストのページには日付を入れよう。日付の無い紙は紙くず以下だ!』という記事を以前書きました。 これに使える日付印の紹介をします。
前回の記事は上のような書き出しで始めて、100均の商品を紹介しました。
『なにか書類があったときに、日付が書かれていれば高い確率で内容を思い出すことができます。 すくなくとも、何ヶ月も前(何年も前)の資料で、書かれていることの背景が思い出せなければ、自信をもって捨てることができます。』
問題はそこで紹介した100均の日付印が商品棚から姿を消してひさしく、手に入らないこと。
私は買い占めた数個を壊さないように気をつけて使っていましたが、年号の数字が対応範囲を超えてしまい困っていました。
そんな中、生徒から教えてもらったのが下記の日付印です。
これまで使っていた100均の日付印と比べると、こんな感じです。
S-300は左端の100均の回転式日付印と同じような大きさ。
S-400は右端のスタンプ台型の日付印と同じような大きさです。
S-300 と S-400 の両方を買って半年ほど使っていますが、壊れる様子も無く快適に日付が押せています。
私自身は100均の回転式日付印での経験から、シリコーンスプレーを吹き付けたティッシュのこよりで擦れ合う部分をぬぐって滑りを良くしましたが、そのような処理をしなくても問題無く使えるようです。
ちなみにシリコーンスプレーというのはシリコーン樹脂を使ったスプレー式の潤滑剤です。 油を使えないプラスティックの潤滑 (たとえばプラスティック製のファスナーの滑りを良くするなど)にも使えます。 ホームセンターで安く買えるので一本置いておくと便利です。
ご紹介した日付印は、「シャイニー S-300」 とか 「シャイニー S-400」 で検索すると見つかると思います。 数百円で入手できますから、数個買って、郵便入れのそば、メモ用紙のそば、書き物机の上など、あらゆる場所に置いておき、紙を見たらとにかく日付を入れておく、という習慣を付けると後々助かります。
郵便に日付の消印が押されなくなったのはいつ頃からでしょう?
企業からの郵便物ってほぼ全てに「重要なお知らせ」と表示されていますよね。 単なる営業チラシにも本当に重要な手続き関係にも。 腹が立ちます。
そして、重要な手続き関連なのに発行日付の無い書類が意外なほど多く、その整理に余計な手間がかかりますが、受け取ってすぐに日付印を押しておくとかなり楽になるはずです。
中学受験は保護者様にとっては「情報戦」の面を色濃く持ちます。 テキスト、ノート、演習と解き直し、お知らせ、テスト、公開テスト、成績帳票などなど・・・
これらの書類の管理については、情報処理や分類学などの観点から折々に書いて行きますが、今日はまず「時系列」という軸を通すための武器の紹介でした。
読者になっている受験ブログでとても良い解き直しノートの作り方を見て、「あとひとつ加えるなら」という発想で今日の記事がインスパイアされました。 感謝です。