駒澤塾:中学受験の算数・理科

中学受験の算数・理科を中心に書いて行きます。駒澤が旧字体なのは検索をしやすくするためです。

小6:親も子もタラレバ禁止で

「タラレバ」という言葉があります。 「○○○していタラ」 「△△△を選んでいレバ」 の文末の2文字で、要は過去のことを(ちょっと未練っぽく)後悔した発言をあらわす言葉です。 

 

これまで多くの受験生を見てきて、受験寸前期に保護者が口にした「タラレバ」が心を折ってしまう事例がありました。

 「あの時〇〇をしていたら、△△中学を受けられたのに・・・」とか

 「あの時私の言うことを聞いていれば、違ってたはずなのに・・・」など。

 

2月の受験本番まで一か月を切った今、「タラレバ」は封印しましょう。

過去にできなかったことを責めて、子供の何を変えられるでしょうか?

「タラレバ」を子供の立場から聞けば、「お前は駄目な子だ」宣言では?

「自分は何もできなかった」という気持ちで受験会場に送り込むのですか?

 

この時点に至って、言ったことをしない子にいらつく気持ちはわかりますが、

言うことを聞かないのなら、真正面から「やれっ!」と押し切るべきです。

 

 

更に言えば、

受験終了後も「タラレバ」は封印して頂きたいと願います。

保護者様も、生徒本人も、やれることは全てやったのです。

・やりたかったこと

・やるべきだったこと

・やろうとしたこと

・やれたこと

もちろん、やれたことが多いほど成果を得られた訳ですが、やれなかったことを「タラレバ」で嘆いて得られるものって何でしょう? この次の機会に言うことを聞かせるための叱責? この次の機会に言うことを聞かせるために、目前のモチベーションをつぶしてしまうのは大変な損失だと思うのです。

 

「あれをやっていタラ、これをさせていレバ」を噛みしめるのは、私たち講師のすることだと思います。 それについては、以前こちらの記事で書きました。

komazawajuku.hatenablog.com

 

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