手書き教材の制作をIPad上でやってみて、劇的に進行が早くなりました。
現時点の手順を、覚え書き的に書いてみました。
手順マニュアルを書こうとするとすごく長くなるので、やっている事の列挙です。
今回のタイトルにある『零号』とは映画の用語です。
関係者を集めての本格的な試写会の前のテスト試写を零号試写というそうです。
というわけで、今日のまとめは現時点での作業手順を文字化した零号まとめです。
iPad上のアプリProcreateを使った教材の手書き作成に最近ハマっています。
まだまだ解決したい課題は残っていますが、すでにすごく作業効率が上がりました。
春休みの期間は受験勉強をすすめるチャンスですが、これの対応に役立ちました。
すきま時間を活用して、この一週間で20ページ以上の手書き教材を作れました。
以下に書いた手順は簡略化した内容です。
マニュアルとして読むのではなく、こういう作業ができるのだという事例紹介です。
iOS上のアプリのようなGUIベースの操作に関しては、文書で書くのは大変ですから。
人に伝えるのは動画の方が良いですね。
以下、手順の箇条書きです。
手順1:Googleドライブ画面上で対象のPDFファイルをProcreateに読み込む
教材作りのスタートは、入試の過去問や参考書から作ったPDF。
・紙の資料の場合はiPadのカメラを使う。(これの手順は別途記事化予定)
・既存のパソコン上のファイルはGoogドライブを経由してiPadに取り込む。
PDFの原稿が複数ページある場合、Procreateでは1ファイルの複数レイヤーになる。
手順2:コントラスト・明暗の調整
カメラから取り込んだPDFには照明のムラや影が入っていることが多い。
スキャナから取り込んだPDFは原稿によってコントラストが弱いことがある。
Procreate上では容易にこれらの調整が一挙にできる。
画面左上の「ペンに十字星(調整)」からのプルダウンで「カーブ」を使う。
ページ全体でなく部分的に調整したい場合、画面左上の「S字」で範囲指定する。
【範囲の指定】 範囲指定に、楕円、投げ縄、そして範囲の一挙反転が欲しい
手順3:書き込みスペースの確保
元の原稿に書き込みスペースが足りない場合の「画像の移動」がすごく楽です!
画面左上の「S字」で範囲指定する。
続けて、画面左上の「矢印」マークをクリックする。
移動、傾きの調整、拡大・縮小、回転などの操作が容易にできる。
手順4:解説の書き込み
Procreate上で手書き解説を書き込む。
ApplePencil+ペーパーライクフィルム+ピンチアウトでの拡大書き込み、超快適!
拡大して書くようになって手書き文字の読み易さが改善されたかも。(当社比)
直線や楕円など、描いたままペンを画面に付けておくと、線がなめらかになる。
これによって表や図形を描くのがすごく楽になった。
【コピー・ペーストが別レイヤ】→解決
図形の移動はすごく楽だが、ペーストの貼り付けが別レイヤになる。
貼り付け、別レイヤ上で場所調整、レイヤ統合の3手順となり、とても面倒。
2024-04-06追記:同一レイヤー上でのコピー・ペーストに相当する操作。
画面左上の「ペンに十字星(調整)」からのプルダウンで「クローン」で可能。
これ、通常のコピー・ペーストよりも楽かも。 二本指タップで一挙取り消し可。
【原稿用紙の自作】
画面左上の「スパナ(アクション)」からアイコン「キャンバス」「描画ガイド」
これで方眼などのガイドが表示される。
自作のガイド(例えば問題集用のページレイアウト等)が登録できると嬉しい。
手順5:PDFへの書き出し
画面左上の「スパナマーク(アクション)」からアイコン「共有」を選択。
プルダウン下半分の「レイヤーを共有」の「PDF」を選択。
これで全レイヤ=(=全ページ)を一つのPDFに保存できる。
もちろん1ページだけのPDF化も可能(方法は略)。
ここまでが、現時点での手順の概要です。
今後、解決したいと考えていることを【 】で書きました。
単に方法を調べきれていないだけで、それらは本当はできるのかも知れません。
とりあえず手書き教材を作ることはできるようになったので、今後の課題です。
iPad画面上での手書き教材の制作、想像以上に快適でした。
二本指タップでのアンドウ、三本指タップでのリドゥ(再実行)も、すごく便利です!
今後、使い方を調べて行くのが楽しみ。
調べておきたいことは、まだまだたくさんあります。
例えば
【アプリの環境移植方法】
今後、使いやすさを向上させるために色々とカスタマイズをして行きます。
それらの設定をバックアップしておく方法を調べておかねば。
これまでハードウェアの入れ替えや、アプリのバージョンアップで、コツコツとカスタマイズして来た設定がごっそり初期化されるという痛い目にあって来ました。
これ、モチベが崩壊します。