駒澤塾:中学受験の算数・理科

中学受験の算数・理科を中心に書いて行きます。駒澤が旧字体なのは検索をしやすくするためです。

入試激励いろいろ

今日は2月4日、首都圏の中学入試もあと少しです。 直前特講とその教材作りや、早朝からの入試激励でここしばらく3時間以上お布団に入れた日が無く、頭はボーっとして、でも気分は昂ぶっている変な状態です。 受験会場に吸い込まれていく子どもたちの顔を見ていると、ひとりひとりの過ごしてきた日々が押し寄せてくるような気がして目頭が熱くなります。

 

入試会場の門前での応援(激励)は、塾によって方針が違います。

★そもそも一切しない

★生徒と講師が個人単位で連絡を取り合って落ち合う

★地元密着型の塾の場合、最寄り駅の改札で送り出しをおこなう

★予告はせず、サプライズで激励

などなど・・・

 

そもそも、しない。 激励など無駄。 行かれない子と不公平になる。 といった意見ももっともだと思います。 ただ、ガチガチだった表情が声掛けのやり取りでほぐれて行った時などに、来て良かったなと思うことが私には幾度もありました。 それに、前半の合否で後半の受験校を調整するようなケースで、後半を強気で行くか安全サイドに振るか微妙な状況では、受験生の表情や声が保護者様との相談に於いて、大きな参考情報になりました。

私は、たとえ受け持った生徒全員には会えないとしても、激励に行くことに賛成です。

 

個人単位で連絡を取れる場合、集合時間の違いや何分前に行くかという方針の違いを利用して、複数の生徒と同じ日に会うことが可能かもしれません。 しかし、それがいかなる理由であれ約束した先生が来ないというのは生徒の心にマイナスの影響を与えますから、私は約束をした形で激励をすることには反対です。

 

大手の塾では予告無しのサプライズ型が主流だと思います。 激励の現場でも「あぁっ! せんせい、来てくれたんだぁ。」という受験生の声があちこちの進学塾の列から聞こえて来ます。 

サプライズ型の場合に困るのが、入り口が複数ある学校です。 高輪中学とか実践女子とか入り口が2つ有る、あるいは桜修館のように入り口はひとつだけれど校門前が狭い歩道で異常にごった返し、駅からの道が2つ有って、どちらから受験生が来るか判らない場合など、会えなかったという悲劇が起こります。 薄暗いうちから1時間半も待って、会えずに帰る足取りの重いこと・・・

慣れた講師だと受験前日までに「経路のご確認はお済みですか。 駅はどちらから・・・」とさりげなく探りの電話を入れるのですが、勘の良い保護者だと「あっ、せんせい、来てくれるのですか。」と気付かれてしまうことも。

 

1月24日の記事で書きましたが、受験生が学校に到着するピークは集合時刻の30分前を中心に前後10分間です。 

komazawajuku.hatenablog.com

ピークは30分前なのですけれど、どこの学校でも日能研の受験生はやたら早い時刻に来るのを見ます。 集合時刻の1時間数十分前に着いて、学校側の関係者があわててストーブのある運営テントに誘導するのを見たことすらあります。 なんで、あんなに早く来るのだろう? 開始まで2時間以上も会場で待つわけで、待つだけで疲れてしまわないか見ているこちらが心配になります。

 

 

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