中学入試に算数1教科で受けられる入試が急激に増えています。 これまで高輪中学とか攻玉社などがありましたが、今年の入試から品川女子、大妻中野などの女子校が導入したので驚いていたら、続々と来年度での導入が発表されています。
新規導入は2月1日の午後に設定されている学校が多いようです。
ざっと見ても、 世田谷学園、 巣鴨中学、 普連土学園 など。
その他に、科目を選択できる入試として実施導入という学校もあり
山脇学園 2月1日午後に算数と国語から1科目を選択
八雲学園 算数、国語、英語から1科目を選択し、それと作文で選考
三田国際 2月1日午後に算数1科入試 2月3日午後にメディカルサイエンステクノロジーとして算数と理科の2科目入試 どちらも30名で2月1日午前と2月2日午後の一般入試の15名と比べると2倍の人数が設定されている。
また、攻玉社は 2019年から2月5日の国語単科を廃止し、その分の定員10名を2月2日に繰り入れ70→80名としますが、算数1科目入試の20名はそのままとなります。
まだまだ発表が有るかもしれませんが、これまでは算数1科目入試を実施する学校が少なかったので受験日程の検討には制限がありましたが、導入が増えて来たことによって選択の自由度がかなり上がります。
算数(数学)の重視は中学入試だけでなく、大学入試でも進みそうです。
早稲田大学は、現在の高校1年生が対象となる2021年度入試から政治経済学部、国際教養学部、スポーツ科学部の一般入試において、大学入試センター試験に代わって2021年1月に実施される大学入学共通テストを全受験生に課すことを発表しました。 これによって「数学Ⅰ・A」が必須となります。 (現在、政経学部、国際教養学部の一般入試の場合、外国語と国語のほかは、地歴と数学から選択。 スポーツ科学部の一般入試では外国語と小論文、そして国語と数学のどちらかを選択)
プログラミング教育の導入など、論理的処理能力の重視が背景にあるのでしょう。
思考力型入試も含めて、中学入試の様相がだいぶ変わって来ていますね。