カーリング日本代表が銀メダル。
サード吉田知那美さんの準決勝後の発言を聞いて感じたことを書きます。
もともとは冬季五輪ネタでエントリーを書くつもりはなかったのですが、スイスとの準決勝後のサード吉田知那美さんの発言を聞いて書く気持ちが生まれました。
「4位上がりの私たちの最大のアドバンテージは
ラウンドロビンで他の3チームよりもたくさんのミス、
たくさんの劣勢を経験できたので、
私達は3点取られることも4点取られることも既に経験していたので、
特にそこに関しては3点取られたって驚くことなく、
1点アップなんだっていうふうな気持ちで冷静に
エンドの展開を作れたのがすごく大きかったなと思います」
この発言に対してLive中継のアナウンサーと解説者は「?」という反応をしていましたが、私の心には響きました。
2021-02-17: ミスを減らすためには
ミスの根絶は誰にもできません。
できることは「減らす」ための努力を続けること。
ミスをミスとして認め、それを減らすためには沢山のミスを(上手に)経験することが大切です。
ロコソラーレの試合を見ていると、ミスが出た時に悔しがりはしても、それで終わらずに次にそれをどのように活かすかをメンバー全員で考えていると感じました。
ラウンドロビンのスイス戦でのクリアミスは見ているこちらが苦しくなるようなものでしたが、準決勝スイス戦でのダブルテイクアウト連発は、ファーストのウィッグ4連発とあわせて胸のすくナイスショットでした。
受験生がミスをしてはいけないのは今から350日後の受験本番だけです。
そこまでの期間にコントロールされたミスを体験させられれば、リードされてからの逆転の一手を打てる、あきらめない心を持った受験生に成長させられます。
本人と保護者と先生が良いチームになって意見を交換し、ミスを活かせる体制を作るために何ができるか、考えてみる価値は有ると思います。