問題を解くとき、腕を組んで問題文を睨むだけで解法を思いつけるのは基本レベルの問題だけです。 紙に書いて解き方をさぐった例を載せます。 例題は世田谷学園の平成25年(2013年)の第3回入試から大問の3番です。
【問題】
英語の検定試験を行いました。今年は昨年に比べ、受験生の数は2%増え、合格者の数は15%増え、不合格者の数は10%減りました。 また、今年の受験者全員の平均点は57.6点であり、合格者の平均点は合格最低点より2l.2点高く、不合格者の平均点は合格最低点より12.8点低かったそうです。
このとき.次の問いに答えなさい。
(1) 昨年の合格者数と昨年の不合格者数の比を,最も簡単な整数の比で表しなさい。
(2) 今年の合格最低点は何点でしたか。
さて、どういう方向から攻めましょうか。
問題文を読むと前半では人数の比が[合格/不合格/合計]×[昨年/今年]の6通りについて増減の比で説明されており、後半では平均点に関する説明があります。
設問の(1)と(2)を見ると、(1)への解答は問題文の前半だけから導き出せそうな予感もするけれど、世田谷学園の第三次試験だし、後半の点数の要素まで織り込まないと正解にたどり着けないかも・・・と、身構えてしまう気持ちも出たりして。
例題のような場合、私なら問題文を読みながら登場する数字を表にしてしまいます。
この問題に対して書いてみた表が、これ。 (字が汚くて、すみません。)
解法は、明日。