駒澤塾:中学受験の算数・理科

中学受験の算数・理科を中心に書いて行きます。駒澤が旧字体なのは検索をしやすくするためです。

6種の必須な気体

水溶液と気体に関する問題は、中学入試で頻出です。 

それらは安全を守るための知識だからです。 

以前、11種の必須な水溶液に関する記事を書きました。 

今日は、しっかり覚えなければいけない6種類の必須な気体を説明します。 

 

以前書いた水溶液に関する記事は、これです。 

komazawajuku.hatenablog.com

 

化学知識が安全にかかわる話としては、「まぜるな、危険」の表示が身近ですね。 

今日の気体に関しても、生活の中で生命の危険を防ぐ知識がたくさん有ります。 

 

以前、地下鉄の車内で異臭事件がありました。 

原因は、強い酸性の液体をちょっとだけ自宅に持ち帰ろうとした人が、あろうことか容器にコーヒーのキャップ付き空き缶(アルミニウム製)を使ったこと。 

授業でこの話をすると、「強い酸性」「アルミニウム容器」という単語が出た瞬間に「うわぁ」という声が上がります。 

中学受験の勉強をしている生徒にとっては常識レベルの知識ですから。 

 

それでは気体の知識の話です。 

まず、特徴や作り方まで覚えるべき6種類の気体の一覧表です。 

<酸素、二酸化炭素、水素>・・・においの無いグループ

 

アンモニア、塩化水素、酸化硫黄>・・・刺激臭の有るグループ

 

これら2つの表に載っていることは、すべて必須の知識です。 

一度は「一覧表を丸ごと自分の手で書き写してみる」ことをさせるのを強くお勧めします。 

 

 

上の6種類ほど詳しく覚える必要はありませんが、いくつか基本的な知識を覚えておきたい気体があります。 

 

ちっ素・・・空気の78パーセント、タンパク質を作る成分の一つ、植物が合成する(ダイズは畑の肉と呼ばれる)、チッソ肥料というものが売られている

 

アルゴン・・・空気の成分としてちっ素、酸素に次いで三番目に多い気体。 二酸化炭素は四番目! 頻出! 絶対に覚えろ! 

 

一酸化炭素・・・不完全燃焼で発生する。 少量でも非常に危険。 火事による死亡原因のひとつ。

 

メタン・・・天然ガスの成分。 温室効果が非常に高い。 

 

 

気体の作り方に関係する話は次回の記事で書きます。 

 

 

 

 

 

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