駒澤塾:中学受験の算数・理科

中学受験の算数・理科を中心に書いて行きます。駒澤が旧字体なのは検索をしやすくするためです。

2月1日以降の解き直し厳禁、しかし例外も有り

1月入試も山場を越えました。 失点した問題の解き直しは終わったでしょうか。 1月入試の解き直しは必須です。 でも2月1日以降の解き直しは厳禁と私は考えます。

たいせつなことですので、もういちど書きます。

2月1日以降の受験で解き直しは厳禁と私は考えます。

 

城南地区からの1月入試に関しては、昨年末に考え方を整理して書きました。

komazawajuku.hatenablog.com

合格体験をさせる入試か、不合格で現実を認識させる入試かで受験した問題のレベルに多少の差は有るでしょうけれど、2月からの受験でそっくりな設問に出会う確率はけっこう高いです。 しっかり解き直しをさせましょう。 学校から公開が無いかぎり解答・解説は無い訳ですから、塾や家庭教師の先生を頼ることになります。 これまでに良い関係性を作って来たかが重要です。 

 

2月の上旬、昼過ぎにレストランに入ると午前の受験を終えた親子が午後受験に備えて食事をしている風景に出会います。 午前中の問題の冊子をめくりながらの会話の断片に、「これ勉強した所でしょう! なんで間違えたのよ。」なんてのが聞こえて来ると、叱られている子どもの気持ちを考えてしまい、こっちの胃が痛くなります。

 

昨年12月4日の記事で過去問の演習に関して「レベルの近い学校は驚くほどそっくりな問題を出すことがある、だから演習後の解き直しは有効だし、絶対にやるべき」と書きました。 

komazawajuku.hatenablog.com

 だったら午前中の問題を解き直すのは、午後の受験とか翌日の受験にそなえて直前の勉強として最適なはず、と考えるのかもしれません。 駄目です。 デメリットが大きすぎます。

 

入試問題は7割くらいの得点が中心になるように設計されます。 つまり他に得意な科目があるなら6割の得点でもなんとかなる訳です。 半分近くが「バツ」でも大丈夫なのです。

しかし入試期間の極度な緊張とプレッシャーのもと、必死に頑張った問題に対して答え合わせ・点数試算をされて、あれも失点、これも失点、うわぁ単純なケアレスミスで2つも落としてる、などというショックを受けたら、よほど図太い子でないかぎり、心が折れます、号泣します、自分自身を信じられなくなります。

 

注意したいのは会場内。 科目の間の休憩時間におしゃべりをすることはあまり無いでしょうけれど、顔見知りの生徒と会っても軽い挨拶だけに留めて試験の内容については決して話題にしないように、あらかじめ言っておくべきです。 

怖いのは試験が午前から午後までかかるので途中にお弁当時間のある某校です。 時間に余裕があります、大手塾に学校名付きの特別コースの有る学校ですから受験生は顔見知りだらけです、午前中の緊張が食事という行為でふっと途切れます、頭の中を占めているのは受けたばかりの試験の問題です、危険です。

塾講師から必要以上に競争意識をあおられた受験生によるエピソードも聞いているのですが、あまりに嫌な話なので書きません。 

 

さて、ここから今日のタイトルの後半『しかし例外も有り』の話です。 上に挙げた昨年12月4日の記事から(3)の項目をペーストし、その続きを書きます。

(3) 同年度、複数回受検の優遇策

複数回の受験の設定された学校で、同一年度の第2回、第3回に前の回と共通項のある問題を出す学校があります。 上位校の第二志望校として後の回に受験生がどどっと流れ込んでくる学校に見受けられます。

「我が校を第一志望にした生徒に合格を出したい」という表れですね。

そのような位置付けの学校を受験する場合、過去問演習では優遇策の有無を確認しておきたいです。

受験の本番では、受験後の答え合わせ・点数試算は絶対に、絶対にしてはいけませんが、このような優遇策のある学校だけは例外です。 

例外とは言ってもするのは答え合わせ・点数試算ではありません。 問題を見ながらの「振り返り」です。

☆難しいと感じた設問に対してはテキストの例題・解説のセットを見直します。

☆易しいと感じた設問に対してはテキストの演習問題を手早く解いて行って、本当に正しい解法が身に付いているか確認します。

試験当日にしておくのはこれで十分です。 と言うかやれるのはこれぐらいでしょう。 無理せずに早寝して翌日以降にそなえましょう。 

 

攻玉社の受験生の場合、単元に対する解法の再確認に加えて2月2日の試験でどんな問題が出そうか考えておけると有利です。 おそらく今年の2日目も、1日目の問題を改造して難易度を上げた大問がひとつは出されると思います。 出題者の先生が偏差値に換算して5から10くらい難しくしようと思った時にどんな「いじわる」を仕込んで来るか予想しておく訳です。 どんぴしゃで当たらなくても、大問の1つか2つに予想に近い問題が出たりしたら、かなりな心理的余裕を作れます。 1点を競う入試でこの心理的な余裕は大きな意味を持つはずです。

 

 

このブログはリンクフリーです
(出典を明示して頂けるなら引用もどうぞ)。